SF作家と宇宙エレベーター

1969年7月20日、アメリカの宇宙船「アポロ11号」の宇宙飛行士が人類史上初めて月に降り立った。時は流れ、21世紀。世界各国は宇宙開発を進めている…宇宙旅行も現実味を帯び始めているが、気軽に行くことが出来るのはまだまだ時間がかかりそう。

That’s one small step for man, one giant leap for mankind.

– Neil Armstrong

さて、今から75年前の1945年10月、SF作家として知られるArthur Charles Clarke氏が静止軌道の人工衛星による通信リレーのアイディアを発表した。小説ではなく正真正銘の論文なのだが、Clarke氏の関連団体のホームページ(英語)から無料で読める模様。

‘Extre-Terrestrial Relays – Can Rocket Stations Give World-wide RadioCoverage?’

静止軌道は、赤道から高度約3万6千キロメートル上空にある軌道で、その公転周期が地球の自転周期と等しくなる。地上から衛星を見ると、静止しているように見える。有名な気象衛星「ひまわり」もこの軌道上にある。

また、小説「楽園の泉」では、静止軌道上の衛星と地上を結ぶ宇宙エレベーターをめぐる物語を描いており、スリランカが舞台となっている。スリランカを訪れた際は、ゆかりの地を尋ねてみるのも良いだろう。

個人的には、手軽な宇宙旅行の手段として、宇宙エレベーターの実現にとても期待している。現在の宇宙旅行は、ごく一部の大富豪しか行けない。すこし先の未来の話ではあるが・・・多頻度で運行できれば、費用を抑えてお手頃価格で旅行を提供できるようになるかもしれない。もちろん、静止軌道上の宇宙ではあるが・・・