未知の言語を解読する

言語もその構造が分からなければ、暗号のようなものです。テキスト分析においても、対象の文章で使用されている言語構造が既知であることが大前提です。有名なロゼッタ・ストーンの事例では、併記されていた既知の古代ギリシャ語が手がかりになったようです。
ところで、ヴォイニッチ写本と呼ばれる未解読の文書の存在をご存じでしょうか。1912年、古物商Wilfrid Michael Voynichによってイタリアで発見された書物です。とある日本人研究者によると、文書内の単語に一定の関係があり、偽物という訳ではないようです・・・未だに正確な内容は不明。
(References)
安形輝・安形麻理,「文書クラスタリングによる未解読文書の解読可能性の判定:ヴォイニッチ写本の事例」,Library and information science (61), pp1-23, 2009年
安形輝・安形麻理,「文書クラスタリングによる未解読文書の解読可能性の判定:ヴォイニッチ写本の事例」,Library and information science (61), pp1-23, 2009年
未知の言語である可能性があるようですが、果たして著者は何を伝えたかったのでしょうか。
そういえば、日本人の海外渡航が非常に珍しかった時代には、海外において日本語が一種の暗号として機能し得ることがあります。何かを特定の相手に伝えるという観点では、言語と暗号は似ているということでしょう。
