デマを地図上で可視化する

いつの時代にもデマやフェイクニュースといったものはありますが、インターネットの普及が拡散スピードを加速してます。しかし、たかが嘘と侮ってはいけませんね。歴史が予期せぬ方向に動いてしまうことがあります。とはいえ、伝播が見えづらいので、気付いたときには手遅れになってしまうかもしれません。

ここで、ドイツのビジネスコンサルタントKarolin Schwarz氏らは難民犯罪のデマを見破る「HOAXmap」というサイトを立ち上げています。膨大なデマ発言を収集し、事件があった場所を地図上に表示できます。利用者が地図上にある事件現場を選択すると、デマであることを証明するリンクがあり内容を確認できるようになっているようです。

他にも、フェイクニュースではないが、単なる一つの意見に過ぎないのにいつの間にか、真偽不明のまま広がってしまうことも。昨今の新型コロナウィルスについても同様。日本では他国と比べて被害が少ないことに関して、様々な意見があります。

例えば、日本ではBCG予防接種が広く行われているので、重症化しづらいとする生物学的要因説。もっともらしい説で信じてしまいそうになるが、検証はこれからです。

一方、ある大物作家などは文化や習慣の違いに起因する文化的要因説を提案しています。もちろん意見に過ぎないのだが、影響ある人物の発言によって信じてしまうかもしれない。

くれぐれもご注意を。